ツボ(経穴)は何で日々動いているのか?
(位置が変わるのかって意味ね。)
せっかく〇〇穴はドコドコから何寸とか決まっているのに
実際に鍼を指す場所はそこではなく、
そこから探って刺す場所を決めないといけないのか?
まず科学的に?現実的に言うと
患者の姿勢によって、肉の位置つまり細胞の位置が変わる。
例えば、腰痛の患者に腰に鍼を打とうと思ったとする、
その時に、
座った姿勢と、仰向けで寝ている姿勢、
側臥位の姿勢によって位置は”思っている所”よりも変わりますよね。
例えば、鍼灸院で修行中に、
{そこの大先生(院長・師匠など)が
灸をする時に、
「じゃあ(患者の)ここに灸点ペンで印を付けたら、
ここに灸を16壮(回)づつしておいてくれ。」
という指示があるかもしれません。
その際に、患者さんがベッドを移動して灸をするベッドで灸をするとか。}
とかいうシチュレーション。
こういうときは、患者さんに灸をする場合、
灸点ペンで印をつけた姿勢で灸をしないと、
狙っているツボの位置は変わることになります。
「取穴した姿勢と同じ姿勢で灸をしましょう。」みたいのは、学校の実技とかでも習うかな?
まずこういう面でもツボの位置っていうのは、
移動してると言えるのではないかと思う。
座位での姿勢での、ドコドコから何寸の〇〇穴。
立位での姿勢での、での姿勢での、ドコドコから何寸の〇〇穴。
うつ伏せでの姿勢での、ドコドコから何寸の〇〇穴。
右側臥位での姿勢での、ドコドコから何寸の〇〇穴。
左での姿勢での、ドコドコから何寸の〇〇穴。
とって感じで、その各姿勢で灸点ペンで点をつけて、
別の姿勢にすると、その新たな姿勢で取穴し直してみると
ちょっとズレてるって事があると思います。
なので、
患者さんとかに家に帰って灸をしてもらう自分で灸をしてもらう人には、
出来れば取穴した時の姿勢と同じ姿勢でお灸をされて下さいね。
って言った方がより効果的でしょう。
(私が思うに、同じ姿勢でないからと言って効果がないとかはないですね。)
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鍼灸学校卒業後に、
私の師匠となる方に所に勤務するわけなのですが、
師匠は、「ツボは移動する。」みたいな事を言っていたので、
はじめすごい幻滅しました。
何そのいい加減な理屈は、って。
うわぁ~~~っ、この人、ツボの位置を正確に覚えてないからその日その日で場所が変わるとか
適当な事言ってるんではと。思ったんですよ!
でも確かに移動してるんですねー。
理解するのに数年かかりました。(汗「汗
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<ここからは特に私独自の意見も多く混ざっていますが>
東洋医学的?というか、気?みたいな概念でいうと、
皮膚に触れてツボ(気?)を感じる場、
気のたまり場?停滞してるところ?満ちているところ?集まっているところ?
っていうのは、
日々その人の体調具合とかで変わってくるはず。
人体の血液が日々一定の場所に一定に流れていないように。
(例えば、気温の暑さ寒さ運動量などなどによって
血流量は日々というかその時々で変わるように。)
気の流れも日々一定していないと推測されます。
気も一種、血液みたいなイメージで考えると分かりやすいかもしれません。
体調やその時々の体の弛緩具合、疲労具合、
その日の運動具合などなどによって変わっていると言えると思う。
なので、その日によって〇〇穴(という気のたまり場?みたいなもの)とされる場所も
少し変わるのだと思います。
もっと厳密にいうと秒単位とかで
気の満ち引き(気の変動)も秒単位以下で
変わってるんだと思いますが、
私は、そこまでは治療に考えません。
人体の血の流れが今日と昨日まったく同じ流れをしているか?
たぶん、そうではないですよね。
今日、学校や仕事場に歩いて行ったとして、
明日、また同じ歩幅同じ地面にすべて前日と同じように足跡を残す方が不可能に近いでしょう。
また、川の流れも長年同じ川に水が同じように流れてたりもしますが、
今日とまったく同じ水の形をした流れっていうのは、
まずありえないことですね。
子供たちが川沿いで遊んで石を投げたり拾ったりして、
微妙に流れが変わって水のたまる場所が出来たり
流木やゴミが流れて来て、何かに引っ掛かり、流れが変わるかもしれません。
(人体で言えば、日々の生活の疲労によって筋肉痛や、
疲労物質やウイルスによって病気になって、
体のサイクルが変わると言った感じでしょうか)
気の流れもそうしたことに近いものがあると思っています。
そんな感じでツボの位置は日々微妙に変わっているんだと思います。
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何言ってんだコイツー!!
って思った人、
異論は認めます!(汗
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