鍼灸師になりたいと思って鍼灸学校や鍼灸大学に入学検討されている方
辞めておいた方がいいです。
ぜんぜんオススメしません。
都会はまだましなのかもしれない。
私の地元も村ほどの田舎なので、とくに地方の人へ言いたい。
地方や田舎の人は、ホントに良く考えた方がいい!
っていうか鍼灸学校、行ったらいかん。
「お金」大事です。
私の思う鍼灸学校に入るべき人
↓
家が鍼灸院で家を継がないといけない人。くらいかな。
もう鍼灸学校入学して勉強中の方 や すでに鍼灸師の人
↓
もうその道で頑張るしかありません。
成功して金持ちになったらええです。
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<以下、いろんな面で論破していきたいと思います!スゲー嫌な奴。>
◆金銭的な話
鍼灸学校に入学・金授業料400万円~500万円かけて、
そっから先の収益のリターンを考えるとそんなに得な仕事ではないように思います。
鍼灸師の給与はウィキペディアだったかどこかで見ました平均給与20万円位。(地方だと平均を下回り15~17万円程度。)
ボーナスなしや退職金なしだったりします。
そういうのを計算してみるといいです。
生涯年収と言わずとも、
10年、20年の収益計算、会社員と雇われ鍼灸師とどっちが得か?鍼灸学校の代金500万円も考えたら差し引きどっちがいいか?
開業鍼灸師には、「バイト以下ニート以上」っていう言葉もあったりします。(儲からない開業はこの程度になるという意味)
もちろん、うまくいく鍼灸師も実際はたくさんいます、
自営業というのは自分の収入っていうのは上限は稼げば稼ぐ分だけ青天井です。
しかし、施術業というのはイメージとしては施術者(鍼灸師)1人に1人の患者に20分30分、50分60分と、かかるのです。
私は鍼灸師ですがマッサージと考えるとイメージしやすいです。
同時刻に施術者1人で2人の人をマッサージすることができるか?
右手で患者Aさんを左手で患者Bさんをもめば売り上げも倍だ!
なんて無理ですね。
つまり、案がい、思ったほどの青天井ではなかったりします。
開業鍼灸師が給与をアップする場合、
従業員を低賃金で雇って施術人数を増やす。
さらに店舗を増やす。(従業員は安い給与で働く。)
鍼灸師そのものを食い物にして、「鍼灸開業の僕の秘密ノウハウ教えます」「訪問鍼灸で私が成功した18の法則教えます」みたいなセミナー業に走る。
最近では、「~開業塾」「~開業者ネットサロン」「~鍼灸訪問コンサルティング」みたいなネット上の商売もあります。
(以上のことをするにも能力がないとできない。
・うえにたつ鍼灸師っていうのは、なにかしら鍼灸以外の別の所も強いところが多いと思います。)
だいたいこうだと思う。つまりこの構図、
よくよく見てみると、共食い状態?というか、
鍼灸師は患者を飯にするのが普通。
いまは患者の補てん分?給与UP分?を鍼灸師が鍼灸師を飯にするのです。
共食いですね。
鍼灸学校に通おうって人は、独立開業をしようとしてる人達が多いと思うのですが、
一国の主というか、会社で例えるといわゆる社長ですよね。
その社長が社長にくらいつき社長を低賃金で支配下に置き。。
ゾンビがゾンビ食ってるみたいですよ。
過酷です。
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◆10年先の日本の経済や高齢者人口を考えてから学校はいるなら入れ。
それでも鍼灸学校に入学を検討したい方、
あと鍼灸学校に入学する際に先々を想定しておきたい事があります。
それは鍼灸学校を卒業後以降の「日本の景気」とか「日本の高齢者の人口」とかの検討・想定です。
2018年の現在でいうと、
2020年には東京オリンピックが開催され、2020年までは景気が登り坂だと言われています。
オリンピック開催により、建設業などが忙しくなり、建設資材も売れ、金属の値段があがったりと、
経済が回りだしたり、そういったオリンピックに関係した仕事があるからです。
そして、2020年オリンピック終わった後は確実に不況が来るとも言われています。
鍼灸専門学校は3年、鍼灸大学は4年。
そして、どこかで修行や従業員として勉強することでしょう。(卒後すぐに開業する人もいます)
それが2年や3~5年。
学校生活と資格取ってからどこかに勤めて修行(勉強)をいれて、
おおよそ6年~8、9年後に開業するとなるでしょう。
つまり、鍼灸学校を2018年試験を受けて、2019年の4月に入学となると、おおよそ1年後。
これを大ざっぱに足し算すると、
今入学しようと検討中の方は、
7年後~9年10年後の経済や人口状況を想定してないといけないと思う。
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◆メディアなどの情報に踊らされていないか??
私自身の話として、鍼灸の免許(はり師免許・きゅう師免許)をとって、15年位たってる気がします。
私が鍼灸学校に入ろうと思った当初その頃の時代は、
テレビやメディアやニュースなど世間の雰囲気が「これからの時代は”手に職を付けて”いくといい!」っていうのがありました。
当時、国の方針の変更で、
鍼灸学校などの規制緩和で鍼灸学校などなどが増えだしたので、
そういった面での広告も含めての世間の情報にそういうものが
TVのメディアやニュースなどにあらわれていたんだと今になって思います。
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◆10年もたつと時代やその時の常識みたいのも変わるようだわ。
手に職・・・・、鍼灸ならあんまり鍼灸院とかみないし、面白いんじゃないか?
一人治療するだけで、3000円5000円とかとれるらしいし、おいしそうだな!
私も含め当時、入学した人達はそういう人も結構多いと思います。
↓
(10年後くらいでしょうか?もっと早い?)
・今となっては鍼灸整骨院とか訪問鍼灸ごろごろしてますが。汗汗
・今や保険治療がメインの所も増えて、保険治療だと全額で1人当たり1500円程度の収益です。
鍼灸院はおろか、保険が使える整骨院だってバタバタと潰れているというではないですか。。
(※鍼灸でも保険は使えるが医師を通す等少し手間がかかるのです。)
鍼灸整骨院とかいって街にたくさん見かけるから景気よさそうだし商売としてイケるやろ!って
その陰で潰れてるところもあるんです。
もう2018年の今ですらそういう時代なんです。
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◆おじいちゃん、おばあちゃんが増えてるから客は増え続けるばかり??
高齢社会で、おじいちゃん、おばあちゃんは増えてるんだから、
いわゆる客が多いなら、どんどん客もくるでしょ!
↓
そういう市場だからそこ、いろんな角度から、おじいちゃん・おばあちゃんを狙った
高齢者層を狙ったサービスが増えてるんです。
じいちゃんばーちゃんも増えたが、ライバルはもっと増えた。(学校の乱立、他業種の進出など)
そして、今後は確実に高齢者の人口は減る。
あと高齢者の中でも多い人口を占める、
団塊の世代の人間がなくなっていくと
こういう老人をメインにあつかうような業種はより苦しくなるのは見えてます。
団塊の世代の人間が減少しだすのは何年後でしょうか?(ググってください。)
あと老人の貧困化も社会問題になってきているようです。
今の高齢者は金を持ってない人も増えてきました。
一昔、ふた昔?前でしょうか。
昔の高齢者の年金は今より高かったはずです。
(特に年金破たんすると噂される前でしょうか。)
人によっては、戦争に出た恩給という手当のようなものを国からもらってる高齢女性もいました。
(恩給・・・御主人が戦争で手亡くなられたとかの時にもらえるものだったと思います)
貧困になりつつある中、
高齢者対象の色々なサービスを受けないといけないので、
今の高齢者も財布のヒモは昔の高齢者よりも固いはずです。
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◆鍼灸業界のイメージが、イメージ的に医療でなくサービス業になってきてる。
鍼灸学校検討中の方は、
私は、給与・利益は、そこそこでいい。
金のためじゃなくて「鍼灸」に感動したからという人もいるでしょう。
病院みたいな?医療のイメージというか。そこがいいんだみたいな。
「鍼灸院、整骨院やカイロ、整体、もみほぐし」というものは、
一般的には、似たようなイメージを持たれていたり、
似たようなサービスをしていたりします。
鍼灸院、整骨院は国家資格で医療のようなもの(医療類似行為)に当たるから、といっても、
実質はサービス業に近いような営業(運営)をしてるところもあるのではないでしょうか?
いろいろな鍼灸院や整骨院のチラシやホームページを見たらその業界のサービス業的な面があることがうかがえます。
ホームページは何かの通販商品でも売るような、ギラギラした鍼灸院や整骨院のホームページも結構あります。
なかには「痩せる」といって、ビフォー、アフターの写真を乗せているのですが
明らかにフォトショップ(画像編集ソフト)を使ったモノもお見かけすることでしょう。
(この手の画像加工の手法は、昔から怪しいサプリメントやダイエット器具の新聞などに使われてる手法です。)
街の病院・クリニックがそんなことをするでしょうか?
〇〇〇円引き!いまなら〇%引き!
建物の外にハタをたててバタバタバタ!!!
看板や壁の施術名称がでっかくギラギラ!!
これは一般人のイメージする医療なのか?(厳密には医療類似行為)
別にこういう施術所が悪いとかではないです、
業界全体がこういう風に染まっているというか。。
現代は、鍼灸院や整骨院などの世間のイメージは、
医療や治療業っていうよりサービス業にドンドン近くなってるんじゃないでしょうか?
こうしていかないと食べていけない稼げない状況っていうのは、
業界がどうあるということなんでしょうか?
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まとめ
それでも鍼灸学校はいりたいって人は入るといい。
多分よっぽどの意思があるんだと思う。そこまで強い意志ならきっと大丈夫。
最終的には個人の自由だ。
うまくいく人はどんな業界でもうまくいくものです。
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