私が「鍼灸院にはじめて行った」のはいつか?

2013年4月22日月曜日

【鍼灸院の運営・業務の流れ】関連

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鍼灸師になろうと思っている人で、
「鍼灸師になりたいと思ってるけど、鍼灸院なんて1回も行ったことがない」
と言う方って、多いと思う。

—————–
こういう私も、鍼は初めて体に刺してもらったのは、
鍼灸学校で授業で先生が
私の腕に単刺術で1回鍼を刺したのが初めてだったと記憶している。
お灸も似た感じで同じく授業で先生に1壮の有痕灸をしてもらったのです。
さて、
私が「鍼灸院にはじめて行った」のはいつか?
を書いてみる。
私は、鍼灸師の免許をとるために鍼灸学校へ入ったのだが、
実は、鍼灸学校に入るまでに
「鍼灸院」というところに行ったことがなかった。

それどころか、
鍼灸学校の学生の頃も「鍼灸院」へ治療を受けにいったことなかったし、
修行場所の「鍼灸院」で鍼灸院ってこういう感じかって
はじめて分かったくらいだ。

でも修行場所うというのは、
患者さん(お客さん)で行くわけではないので、
患者として鍼灸院に行ったことは、
同級生が開業してるところや、
仕事場の鍼灸師の同級生の鍼灸院へ
お祝いがてらや視察がてらに
鍼灸施術を受けに行った程度です。

「同級生の開業したところ」や「仕事場の鍼灸師の同級生の鍼灸院」という
私とほぼ変わらない鍼灸経験の年数(当時、鍼灸施術経験8年位)の鍼灸師の施術で、
いままで受けた鍼灸治療は、
きちんとした患者さんにする用の鍼灸施術を受けたかったので
そこの鍼灸院の自由診療の料金の
3,000円から3,500円くらいの
施術代をしっかり払って受けたのですが
正直、これで3,000円もとるの??
って感じのあっさりした施術でした。
正直、おせじにも治療効果も薄かった。

それなりに、鍼灸治療を受けるだけの体調も悪かったし
(けっこう体の弱い方なんです。^^;)
身体が弱ってる時は、鍼灸治療も効きやすいというか、
効果も分かりやすいのですが、
ちょっとだけよくなったかなぁ???
って程度でした。
別にこれは文句を言いたいとか
私の方が腕が良かったとか言いたいわけでなくて、
修業をするとしないの違いや
どこで鍼灸院の修業をするかでも
年数がたつにつれて、大きな技術の差が出てくると思いました。

鍼灸院で独立開業したいのならば、
とりあえず、「鍼灸院」など、患者一人につきっきりで
じっくり施術経験させてもらえるところがいいです。

「病院」や「介護施設」などでは、
多くの患者さんをこなさないといけないために、
鍼は置鍼するだけであとは時間が来たらとるとか、
もしくは電気針で、電気のボリュームを
患者さんに具合を聞きながら上げていくとか
灸は、せんねん灸タイプのものを使って転がり落ちないか見張るだけとか
そんなことしか、しない可能性が高いです。
あとは、マッサージの免許がなく
鍼灸師の免許しかもってないのですが、患者の体をもむ業務
とかあるところもあります。
業務としては、楽は楽だし、
置鍼や電気針、せんねん灸を使う事が
ぜんぜん勉強にならないとは言えないのですが、
本当に作業のように
チョコチョコとしか一人の患者さんにつけないので
私はお勧めできません。

患者さん一人に30分つきっきりでの環境で
日頃勤務していると、
トークスキルも必然的にあがってきます。

病院や介護施設などの
流れ作業のような鍼灸施術では、
トークはしなくてもいい場合いもあるだろうし
時間が短いので、トークの腕を磨く事が出来ないと思います。

そんな人が、
いざ、開業となったらものすごい苦痛かも。

私は、とても無口で静かな方なので、
はじめ患者さんとトークすることがなかなかうまくいかなくて
鍼灸院で修業時代に
院長に裏でよくしかられました。(;_:)

でも修業したおかげで、修業前よりは
自分なりには、だいぶトークも上達したと思います。

独立開業を視野にいれているなら、
一回は、鍼灸院で働く事をオススメします。
安月給で時間の拘束も長いですけど。。。






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