【お客様(患者様)の持ち物】を【破損・紛失】に注意する。

2013年4月4日木曜日

【鍼灸院の運営・業務の流れ】関連

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私の個人的な考えで書かれている部分もあるので
参考程度に自己責任でお願いします。m(__)m

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年配の方って、
気候が寒くなってくると、
洋服を脱ぎたがらないのですが針やお灸をしたがります。

マッサージであれば、
服の上からでもできるのですが、
針や、特に灸は無理がありますよね。

【衣服などの焦がしや破損などの損害を与えないように日頃から対策しましょう。】

下手に寒いからと言って、
半分脱いだ洋服の近くで、
お灸やせんねん灸をして洋服を焦がしてしまったら大変です。

どんなに古い服でも
弁償しないといけなくなってしまいますし、
その後の関係としてあまり気分のいいものではないと思います。

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そういった


<持ち物の破損など事故の防止策として、>


【1】なるべくは、洋服を脱いでもらう、
【2】鍼灸院側が所持しているタオルなどで焦がしを防止する、
【3】せんねん灸だからといって目を離さない、その場を離れない。
【4】患者用の服を用意する
などあると思います。

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あと、下手に床に洋服の脱衣かごを置いていると
思わぬヒヤリハットがありますね。

 

<ヒヤリハットとは、>

「あっ危ない!…セーフ。(・.・;)」・・・ヒヤリ
「はっ!やばいっ。Σ(゜o゜)…セーフ。」・・・ハッと
など、(例え下手ですが・・・)
事故やトラブルまでには至らなかったヒヤッとしたり、ハッとする状態のです。
通常、ヒヤリハットが300回続くと1つ大きな事故が起きると言われています。
言葉は、ダジャレか何かふざけた言葉に聞こえますが
有名な言葉です。

 

<灸の場合での洋服の破損で思い当たるもの>

せんねん灸の
台座のシールと皮膚の接着が悪く転がったとか、
患者さんの姿勢を少し動かした時に転がった。
腰や背中にせんねん灸をしている時に、
背中がかゆいと患者さん自ら背中を急にかきだした。
など

 

<置鍼で思い当たる鍼の紛失>

置鍼で10分程度放置していたら、
患者さんのわずかな体の動きや、
鍼を浅く刺しすぎて鍼柄(しんぺい)の重みなどの
付加でいつの間にか鍼が取れてしまって、
針が落ちて脱衣かごに紛れ込んでしまったなど。

 

冬場になると脱衣かごに、
いっぱいの洋服がのっかり、
その上にメガネとかおかれる患者さまとかいらっしゃいます。
そういったときに、
メガネが脱衣かごから落ちて、
あやまって踏んでしまった、などもありえます。

 

賠償責任保険に加入していれば、
それを保険で弁償もできるようです(この辺はご加入されてる保険に聞いてください。)

が、
下手に患者様に、保険で弁償できるなどと、
日頃から口にするような
こういう情報の漏らし方はしない方が良いと思います。

口づたいに、
どこかからそういう情報を耳にして
そういう賠償責任保険を意図的に利用しようとする、
悪い人も出てくるかもしれないからですね。

いわゆる、「たかりや」とか「当たり屋」とか
そういった意味での悪用目的で鍼灸院に来院する方が出てくるかもしれません。

 

【持ってきたものがなくなっているという患者様の話】

あと、たまにありうるのが、
「私はネックレスをつけてきたのに、脱衣かごからなくなっている。」などの
トラブルです。
実際は、つけてきていないのに忘れている方がいらっしゃいます。

向こうは、事実上は勘違いでも、本気なのです。

言われるこちら側もそんなネックレスしてたかとか
覚えていないことが多いです。

なので、施術者側も
どういう衣服で何を身に着けていたかなど
少しでいいので注意を払う必要がありますね。
特に、話した感じで忘れっぽい性質の方とか
意識的に、今日はどの服を着て、何を持ってきているなど
持ち物を把握しておきましょう。

持ち物は、なるべく一か所にまとめておけるように
大きめの脱衣カゴを用意するなど
の工夫をしましょう。

または、
脱衣かごにいれてたのにといいつつ、
ポケットに入っていたり、
もしくはいつのまにかベッドの下に落ちている
ということもあるので、
初めから「持ってきてないんだろう」という対応では
万が一の時にその患者様はもう来院してくれないでしょう。

「持ってきていなかったように思いますが、
万が一あった場合は、ご連絡します。」
とか、
「家の方に忘れているかもしれませんね。
以前そういう患者様がいらっしゃったので念のため、家でも探してみて下さいね。」
など、
なるべく、
【鍼灸院側も探すけど、患者さん側も家など探してください。】という、
中立的な答えが今までの経験上のぞましいと思います。

業務で忙しいときは、探しきれなくても
鍼灸の施術室や待合室に紛失物が落ちていいたりもします。(まれにありうる)
こういった
患者さんが「持ってきたはずの(身に着けてきたはずの)物が、鍼灸院内でなくなった。」という
ケースのほとんどは、
患者さんの家で「探したらありました。」というパターンです。

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【患者様についていた湿布なども勝手にはがしたり捨ててはいけません。】

 

あとは、湿布やエレキバンや
変わったエレキバンのようなシールなど、
施術中に、
湿布などを患者様の了解の上はがして、
「これ捨てていいだろうな」と
勝手に捨ててしまわないようにしましょう。

「湿布もさっき貼ってきたから、また使います。」という
高齢者の方って結構いらっしゃいます。

下手に捨ててしまってからではトラブルになります。
エレキバンも捨てる方と
シールを変えて何回でも使う方といらっしゃたり。
患者様によっては、
エレキバンのような変わった治療用の特殊なテープなど
貼っていらっしゃたりします。
はぐ前に「ここに貼ってあるのははいでよろしいですか?」など
きいたほうがいいですね。

はいではだめとか、
場合によっては、
「これは小さいシールが1枚数千円するものだった」などもありえるので注意が必要です。
患者様がもちものがないといってきて、
何も確認しない段階で下手に謝る必要はないです。
何も確認しないまま、
あやまってしまうと、損失したのを認めてしまったようなものです。

事実を確認してから、
こちらも鍼灸院内を探しますが、
患者様側ももう一度自宅等を確認してもらうことも大事ですね。

施術がおわってから患者が退室してからも、
忘れ物がないかすぐベッドや脱衣かごの中を見ましょう。
トラブル回避にはこういう対策が大事です。
数か月に1回しか来られない患者さんや
初見で初めて鍼灸院に来院された方などの忘れ物の場合、
返却に手間がかかる可能性もあるので注意が必要です。

<患者さんが施術室を退室してすぐに>


脱衣カゴをはじめ、
施術ベッドの上や
施術ベッドの下
床まわり
をサーッと目視で忘れ物がないか確認する癖をつけましょう。

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<保険取扱いなどで印鑑や健康保険証を受け取ったりする場合は、>

特に注意が必要です!
ちゃんと手渡しで印鑑は返しましょう。
忙しさのあまり「脱衣かごにいれときますね。」では、
トラブルを招く可能性があります。

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以上のような事に注意しましょう。
これはあくまで私の価値観での考えなので
人によって方針も違うと思いますので、
参考程度にお願いします。m(__)m






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