【Q】鍼灸学校卒業後、弟子になるべき?⇒【A】あまり安いところで働くな。

2019年3月10日日曜日

鍼灸師Q&A

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鍼灸学校卒業後、修行はすべき?弟子になるべき?

 

 

日本人は、弟子について学ぶという事が美学ととらえがちらしい。

私もその一人だったなぁ。

私は鍼灸学校卒業後、鍼灸院住み込みで修行(就職)したのだった。

 

 

 

 

私も鍼灸の免許を取得して卒後は、

当時、どこかの会で会長していた鍼灸師の先生に修行にいった。

まぁ「弟子募集!!」って書いてあったわけでもなく、

普通に従業員として働きに行ったわけだけど。

 

でも、雇用形態は、従業員だけど、

やっぱり意味合いとしては、

「修行」であったし、

住み込みで働いて師匠(院長)と同じ釜の飯を食ってと、

立場としては、「弟子のようなもの」であった。

 

 

当時、鍼灸学校卒業する前に鍼灸学校3年生のときに就職は決めていたのだけど、

「とりあえず、どこかで修行するものだ」と何の疑いもなく思っていた方だった。

 

寿司を握るなら寿司職人の所へって。

 

本当は、鍼灸院に就職って仕事的に、

低賃金で業務内容もきつそうだな!っていうのも思っていたけど、

 

 

新卒とか経歴薄い時でないと、

そういう「弟子入りのようなこと」行動しきれないように思った。

 

 

 

 

新卒で、病院系の鍼灸業務に入ったら、

鍼灸院としての業務の流れとか見れないし

鍼灸院としての鍼治療と

病院とかの中にある鍼治療では

何らかの差があるわけで、

でないと、「鍼灸院としての鍼治療は生き残れない」と思っている。

 

 

だから、卒後は、意地でも「鍼灸院」に就職することを決めていた。

 

 

 

例えば、卒後、3年とかで一通り鍼灸院の運営方法や業務の流れ、治療方法がわかれば、

4年以降は別の仕事に就いたとしても、

 

(私はメンタルが弱く、

なにより、実際に高卒で就職したもので、

一生就職のつもりが、1年ももたずに辞めた経験があり、

鍼灸業界でも、

もしかしたら、修行や鍼灸業が肌に合わな過ぎて、

とんでもなく挫折するんじゃないかとかも想定していたのです。

 

自分が一生と心に刻んでる物なんて、

その場1秒のものでけっこう薄っぺらいものです。

4秒に1組が離婚しているといいます。私は未婚者ですが、

結婚って「一生!!!」って思って結婚しますよね。たぶん。)

 

 

老後に鍼灸院しようと思ったときに、

その流れが分かるからだ。

 

漠然と、病院勤務経験だけであると、

自営としての鍼灸院の流れとかを分かることができないと思う。

 

 

鍼灸業をもしかしたら続けられないんじゃないか?

って自信がない人ほど、

卒後はとりあえずどこかの鍼灸院で1年2年でもいいので

業務の流れや治療の流れが分かる程度でいいので就職することを私はお勧めするかな。

(熟知することや完璧に体得する必要はありません。あとでも学べるので。とりあえず、流れが分かるように。)

 

 

~~

 

 

修行してみて、これは良くないなって思ったこと。

 

 

私が実際に修行してみて、これは良くないなって思ったこと。

 

それは、

「〇年しないと寿司を握らせてもらえない。」みたいな流れ、

 

昔、新聞で見たのは、美容師は5年たたないとハサミでお客さんに髪を切らせてもらえない。とか。

(勤務場所によるでしょうけど。)

 

 

私の修行先では、1年しないと鍼を患者さんに打たせてもらえませんでした。

その間は、お灸や受付などの別の業務。

 

 

こういうのって、すごい良くないと思います。

 

 

弟子入り否定は、ホリエ〇ンも言ってるよ。

 

〇年しないと寿司を握らせないということへの

これは今の時代では、違うなっていうことは、

ホリエモンも言っています。

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堀江貴文の著書「多動力」(たしか第一章)を読んでみるといいです。

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2017年5月27日発売

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私は弟子入り・修行・下積みしたモノですが、

ホリエモンの意見に納得・肯定的です。

時代が変わったのかもね。

 

 

 

 

でも、雇う側の鍼灸院も卒後いきなりの人を入職してすぐに、

じゃあこの患者さんに鍼してってなっても、

患者さんが、「あれ?同じ料金払ってるのに、卒後すぐの人か、、」って感じの気持ちわかるし、

その雇う側の鍼灸院の今まで長年積み上げてきた

通ってくれる患者さんの信頼にもかかわってくるので

どうしてもしょうがない。ってところもある。

 

 

給料も安いし、

 

 

なのでもしかしたら、

鍼灸院フランチャイズみたいなところで働いた方が、

鍼はすぐに打たせてもらえるであろうし、

 

 

給料も個人事業の鍼灸院に雇われで入るより(私の所は、住み込み月給10万円+国民健康保険は自腹)は、

鍼灸院フランチャイズ・チェーン店みたいなところは、

厚生年金だったり、給与も18万~20万円あったりもするようなので、

 

そっちの方が開業資金もたまり、

勉強も自分ですればいいし、そっちのが今はいいのかもなって思います。

(昔はあまりそういう、

鍼灸院フランチャイズ・チェーン店みたいなところ見かけなかったので。)

 

 

鍼灸院で修行してよかったところ1つ

 

鍼灸院で修行してよかったところは、

「~~の会で会長していている先生の所で、修行しました(キリッ)」ってできる所かな。

これいうだけで、目の色が変わります。即信用みたいな。

 

でもこういうのって、なくてもどうでもいいし、

 

 

セミナー受けたり・勉強会に参加して、

「鍼灸業界で有名な○○先生の所で勉強しました。」

多少の誇張表現かもだけど、つってもいいだろうし。

 

「修行しました(キリッ)」と同じ程度の言葉のパワーがあると思う。

 

 

言葉のパワーってか、

つまりこの程度、ってことで、

言葉の工夫すれば、「修行しました(キリッ)」程度なんてどうでもなるって感じ。

 

 

私は、弟子入りで修行したい!て思っていたから、

別に後悔はないけど、

 

学び方って人それぞれだと思う。

弟子入りという経験者としていうが、

今思うと、ぶっちゃげ弟子入りの必要性は感じない。

(個人鍼灸院での運営や治療方法などなどはためになってることはなっているが

他の雇用先でもわかることだろう。)

 

 

ちゃんとしてる人は独学でもいるし、

卒後すぐに開業したっていう20前半の人もいて、

地元が島だったということもあり、鍼灸院がなくすぐ繁盛したのだとか。

年配の方でも卒後すぐに開業した人でうまくいってる方もいる。

 

 

 

まとめ:経験者だからこそ言える。安すぎるとこで働くな。

 

当たり前であるけど、やっぱり施術経験数や勉強の量が大事なので、

今思うに、そこまで「弟子いり!!」って感じの

修行スタイルにこだわらなくてもいいと思う。

 

 

頭が固いかもだけど、

でもいまだに思っているのは、

 

学べる濃さ?としては、

 

個人事業の鍼灸院>フランチャイズやチェーン店の鍼灸院>>病院などでの鍼灸業務

 

だと思っている。

 

 

 

個人事業の鍼灸院、

フランチャイズやチェーン店(別業界資本によって作られた)の鍼灸院、

同じようでなんか違う。

 

 

 

チェーン店の方が、ぶっちゃげ客としては入りやすい気がする。

個人事業の鍼灸院よりも、ポップでカジュアルな?イメージがある。

 

 

金と時間は、鍼灸施術の技術よりも大事かもしれない。

 

でも、

これから鍼灸学校卒業でまず1発目の就職先として就職するなら、

フランチャイズやチェーン店の鍼灸院>個人事業の鍼灸院>病院などでの鍼灸業務

 

でもいいかもしれない。

 

 

 

 

「個人事業の鍼灸院」での賃金の安さや休みの少なさは、

のちのちの人生に?かなりのダメージを私に与えた。

 

 

 

 

やっぱ金(給料)って大事!!

 

 

時間も大事です。

 

技術は、独学やセミナー・勉強会でも勉強できますね。

一昔前よりもだいぶ勉強会やセミナーとかも増えて参加しやすいのではないでしょうか。

 

 

休日や有休に関して

 

ちな、フランチャイズやチェーン店の鍼灸院は、

休みも週休2日とか整ってるところも多いように見受けられる。

有休もとれると思う。でないと、会社組織は問題になりやすいからね。

 

私の修行先は、土曜半休、日祝休み、有給の制度があったのかもわからない。

人員がギチギチすぎて休める感じがしなかった。第一、住み込みだったし。

 

 

技術に関して

 

技術ってある程度の流れが分かれば、

あとは自分でセミナーや勉強会に参加したり、

実際に患者さんに施術したりの施術経験でしかえられないというか、

そういう気がする。

修行が終わり、独立した鍼灸師はそうして学ぶしかないだろう。

つまり、先輩鍼灸師たちはみんなそうしているという事。

 

結局最後は、独学や自分で試行錯誤して上達していくわけだ。

 

 

そう思うと、

 

お金、時間などなどをトータル考えると、

 

・修行!つって下手に安い所では働かない方がいいと思う。

・開業資金とか生活資金とかの面で本当に困るので。

 

 

 

修行つって、

あまりにも安すぎる所で働いたらアカン!

 

 

金がないと正常な判断に欠けることもおこっくるでの。

 

 

【おまけ】働こうと思っている地域の鍼灸院の賃金相場を調べる方法

 

自分が働こうと思っている地域での、鍼灸院の賃金相場は、

ハローワークの求人検索ページで

「鍼灸師」の求人をパーッとみてみよう。

 

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ハローワークインターネットサービス

トップ(お仕事をお探しの方)>求人情報検索

https://www.hellowork.go.jp/servicef/130020.do?action=initDisp&screenId=130020

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おおよその賃金相場が分かる。

「鍼灸院」ってなると、どうしても「整骨院」や「鍼灸整骨院」よりも賃金が少し安かったり、

求人数も少ないように思います。

 

できれば、一番初めに就職する先は、

鍼灸師が主役で働いてる「鍼灸院」の方がいいと思います。(チェーン店でもどこでもいいので)

(ヒント:整骨院であると、どうしても主役は柔道整復師になります。)

 

 

 

 

はり灸太郎

給料10万の所と給料20万の所、 給料20万円の所の方が仕事が楽しく休みも多かった。

はり灸太郎

「苦しみ」と「勉強」をごっちゃにしたらいかんかも。

 

 

 

はり灸太郎

技術や勉強も大事だけど。金や時間も大事。これマジ。バランスをよくね。

 

 

 






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