時短関係の本3つ読んでみました。
「SPRINT最速仕事術」「144分の使い方」「時短術大全」。
私は結構読むのが遅いのですが、「週4時間だけ働く」という本に速読の方法が書いてあったので、
実践すべく、飛ばし読みで早く読んでみようと試み3冊を2日で読み終えました!
たまたま実践した本が「時短」の本でした。(汗
【感想】「SPRINT最速仕事術」→思ってた内容と違ったが面白かった。
この本は、GV(グーグル・ベンチャーズ)というGoogle関係の人が書いてるようです。
ブルーボトルコーヒーがどのようにリリースされていったかを書かれていました。この手法はブルーボトルコーヒーの他、フェイスブック、エアビーアンドビー、政府機関、非営利団体、様々な新興企業などにも使われる手法なのだそう。
例えば、オンラインサービスなどチームを組んで取り組む仕事の進め方について、アイデアの出し方や決定の仕方、アンケートなどでの評価の仕方が具体的に書いてます。
本を読んだときはもっと次に紹介する本の「1440分の使い方」みたいなことが書いてると思ってたので、何か本の内容思ってたのと違うなって思ったんですが、けっこう面白くてサクサク読めました。
利用者からアンケートやインタビューで評価を受け改善していかないとダメだってことや、WEBページはライターの重要性が大きいってことが印象的でした。
【私なりの要約】SPRINT最速仕事術【心に残ったポイント】
※以下は、私の解釈も混ざってるので本書とズレがあるかもです。
タイトルにもなっているSPRINT(スプリント)とは、日本語では短距離走って意味。
5日でプロジェクトをとりあえず完結させるって感じです。
この数字の「5」というのは他にも出てきて、東洋医学の木火土金水をなんとなく思い出しました。
月曜、問題を洗い出し重要点を決める。
火曜、多くのソリューションを書きだす
水曜、1番いいのを選んで検証可能の形にする
木曜、リアルな試作品を作る
金曜、生身の人間でテストしてみる
・ウェブサイトで画像など見た目をよくしたものと、説明の文字だらけの物を作って試したら、文字だらけの方が相手に伝わった。ウェブの見た目をよくした方は「陳腐」「うさん臭く」も見られた。(あとページで外観も大事という話がある。)
成功するには適切な人材のチームがかかせない。
P64メンバー>決定者、財務の専門家、マーケティングの専門家、カスタマー業務の専門家、技術/ロジスティックスの専門家、デザインの専門家(同じ役割の人が複数人数いてもいい)
大きなホワイトボードに書くといい。大きな紙でも代用できる。
P80>タイムタイマー(そういう名の商品)について。ぱっと見で時間の経過が分かりやすいタイマーみたいなもの。この商品は、「1440分の使い方」の方にも登場していた25ドルくらいなのだそう。
P86>・終わりから始める。長期目標を定める。
P88>スプリントクエスチョンについて、そのサービスが問題なくできるか人にたくさん問いてみる。「サービスで支障なく届けられるか」「サービスに困惑しないか」「サービスのためだけに来客するか」、
・このスプリントでどんな質問に答えを出したいか?
・長期目標を達成するには、どんな前提が満たされなくてはならないか?
・未来にタイムトラベルしたら、プロジェクトが失敗に終わっていた。どんな原因が考えらるか?(P89 引用)
まとめてあげておくとチームの方向性が分かりやすい。
P112>「HMW(How Might We どうすれば~できるか)メソッド」について。
どうすれば~できるかを?たくさんあげてみる。
P152>ブルーボトルコーヒーのサイトページの構成案、これをウェブページに再現していく。
P155>抽象的なアイデアは具体的でないから、(誰か一人のように)過小評価されたり、(注目されてる人や社長などトップの人の意見のように)過大評価されたりする。アイデアは具体的に練った方がいい。
↓
著書は別のページでも「○○さんの発案だから。」というのを避けるようにしている。ちゃんとした評価や判断がのごるからだ。
P160>アイデアのメモの書き方。ここのアイデアの出し方は面白いのだろうけど、とくに「(3)クレイジー8」という手法で、8分間で8つのアイデアをどんなアイデアだろうと出す。っていうのがあったが、そんな早く出せるものなのか疑問だった。
P167
テキストでの説明が画面の大半を占めるソフトウェアやマーケティングでは、文章力がものをいう。どんな媒体を使う時でも、適切な言い回しを選ぶことがとても大切だ。(P167引用)
文章大事、ライター重要ってのはこの本で何回か出てくる。
やっぱ事業用のツイやブログ、ホムペなども文章は気をつけないといけないのだなと改めて思った。
P171>テスト、アンケートを行う重要性を感じた。
人は集団で話し合いをすると、意見をまとめようとして、みんなが気に入るような決定を下しがちだ。(P197引用)
リアルに見える試作品を作ってテストする。完璧なのを作ると時間がかかる。試作を作ってテストして結果によって修正や却下したほうが効率よく良い成果を得られる。
P255>5つの係・・・メイカー、スティッチャー、ライター、資産コレクター、インタビュアー
ライターが最重要部分の1つ。言葉がものをいう。
資産コレクターは、サンプルコンテンツのアイコンや画像など1からつくる必要のないものを集める手間を省ける。
P265>ニールセンによると、最も重要なパターンを見抜く最低回数、
問題の85%が、たった5人のインタビューで発見されていたのだ。(P265引用)
1:1のインタビューはとてつもない時短となる。
P270>「5幕構成」で話を聞く
1、親しみを込めて歓迎してインビュー開始
2、自由回答式で質問・・・はじえは顧客の生活や関心質問、行動など関係のなさそうなものから話して、心を通わせてからすすめる。
3、試作品を紹介・・・「これを作ったのは私ではない」という説明は大事。気を使われて率直な意見が出ない。
4、試作品の反応を見る
5、全体の振り返りで全体の考えや印象をたずねる。
インタビューは1:1でおこない、他の人がいる場合は、カメラから見聞きする。その子をは相手には伝えておく。
自分の考えやあらわしていると思ってることと、顧客にはギャップがある。ギャップを埋めるには、顧客の話をきかなければならない。
顧客インタビューについて学びたい場合は、著書以外の参考資料もある。
【URL】https://www.thesprintbook.com/
(※英語サイトです)
・ブルーボトルコーヒーの場合、3つの試作案で戦わせて、1つは失敗、2つは不完全な成功となった。この2つの良い要素を組み合わせて、完成させた。
P310>焦らずじっくりソリューションを考える。問題もじっくりだして、ターゲットを定める。急がば回れ。
P314からのチェックリストに今まで書かれたことがまとめてある。振り返り確認しやすい。
スマホなど気の散るものは持ち込まない。
健康的でヘルシーなスナック。エネルギーを1日維持するため。リンゴ、バナナ、ナッツなど
ダークチョコレートやコーヒー紅茶も可。
「5」は魔法の数。5回目のインタビューを行う頃には、大きなパターンが明らかになっている。5回分のインタビューを1日ですませる。(P330 引用)
スプリントは一人でも可のう。
読後<総評>
これをこうしてとしっかりとした計画の立て方が載っているが、この本のまま実践をいざするとなると案外大変かもしれない。
計画通りすれば誰でもってわけでなく、結局は、各所、優れた人材を集めるという事が重要事項である。
ブルーボトルコーヒーとか、私は、世界的な成功物って適当にぱっとひらめきで、それが当たった!って感じなのかと思っていたが、こういう著書の段階をへて作られていたとは。
どんなものでも世界的に成功してる物はこういうテストとか多様なアイデアや顧客の評価の結果なのだなと思い知らされた。そういうのが知れてすごいためになりました。
個人事業などのホームページなどの構成とかにも役立つような気がしました。
※長くなったので「1440分の使い方」、「時短術大全」の要約や感想はコチラ!
0 件のコメント:
コメントを投稿