日本でバターコーヒーを広めたのはおそらくこの本だと思います。
他、MCTオイルの世間での認知を深めたのもこの本かなと。
著者の奥さんが医師のようなので、信用度はちょっと深まるかなと思われる。
読後、率直な感想としては、
- それなりに健康系が好きな人でないと読んでも面白くないはず。
- 実際この健康法をするには金がかかりすぎる。
ってことでした。
それでは書いていきます!
【私の要約】シリコンバレー式 自分を変える最強の食事→実際やるには金かかりすぎる。
【タイトル】シリコンバレー式 自分を変える最強の食事
【著者】デイヴ・アスプリー
【翻訳】 栗原 百代
ISBN-10: 9784478039670
ISBN-13: 978-4478039670
ASIN: 4478039674
2015年9月17日初版
【ざっくり要約】シリコンバレー式 自分を変える最強の食事
※私的な本の解釈なので実際の本の内容とズレがあるかもです。
ざっくり要約すると。
完全無欠コーヒー(バター入りコーヒー等)で話題になった本ですが、
本の真の中心軸は、「カビ毒」。カビが脳細胞など脳に悪く頭をモヤモヤさせて日々の活動に影響する。ってことが主軸な気がしました。
そんな中で、「完全無欠(リスクが少なく体にいい食材)」から7段階くらいに分けて「ハイリスク(食べない方がいい食材)」が一覧として書かれています。
ざっくり言うと、結局は、高品質のいい食材を食べようって事です。
高品質の食材の例えば、コーヒーは農薬の使ってないカビの生えてない高品質コーヒー豆を選ぶ。(市販の安いのは目に見えないカビがある可能性が高いようです。)バターでもスーパーに売ってるような塩の入った者でなく、グラスフェドバター(放牧された草食のみで育てられた牛の乳から作ったバター)。卵なら放し飼いされた食べ物もいい食べ物を餌とされ育てられた卵。といった感じで、
結局、どこでその製品手に入るの?って感じの食材が本書にはけっこうたくさん出てきます。だいたい手に入れられたとしても、値段が高く、著書のそのまんまの食事方法を継続する気になれないと思います。
実際私は、グラスフェドのギー(放牧草食の牛のバターみたいなやつ)のさらに高品質とされるものを買って見ました。めっちゃうるおぼえですが、400g前後だったか3800円くらいしました。(アイハーブという海外サプリサイトで買えます。)
完全無欠コーヒーを作る場合には、高品質のオイルを1杯中におおさじ2杯程度いれるので、案外すぐに使い切っちゃいます。※実際に本のレシピ通り作ると、さらにMCTオイルという高価な油もいれる。
※レシピにはおおさじ2杯までとなってます。完全無欠コーヒー(オイルコーヒー)のレシピは、本書の一番最後のページに書かれているので、立ち読みででもご覧ください。こんなものなんだなって分かるだけでも、健康系の仕事をしてる人なら知識として十分、話のタネになると思います。
【私の要約】シリコンバレー式・最強の食事【心に残ったポイント】
※私の解釈で書いていたりするので、解釈が違う場合があります。
おおーそうなのか!と思った部分はけっこうたくさんあったのですが、5個だけ適当にあげていきます。
P216>亜麻仁油(あまにあぶら)は、とっても得るものがなく少量でも健康に影響がある可能性あり。
これはけっこう意外でした、アマニ油って健康にいいって感じで値段もちょっとした気がしたので。でもこれはあくまでも、この本にはそう書かれているって感じで思ってください。この本には、大豆(遺伝子組み換えやカビの可能性により)もよくないってなってて、その食品をいいと信じて食されてる方からすると「アァン?!」って思えるかもです。
P153アマニ油とヘンプシードオイル(麻実油)はオメガ6が多くオメガ3は割合的に少ないので避けたほうがいいと書いてます。
P189>(P187~「コーンフレークは「性欲を抑える」ために作られてきた」の項目文章。)
従来の飼育法の動物性食品によく見られる毒素、ダイオキシンは、テストステロンの生成を阻害することが証明されてきた。(P189引用)
P197>
個人的には、キャベツにもシュウ酸が含まれているという事に知らなかったので驚いた。
P158>睡眠には指圧によってもっと深い睡眠が得られる。
ここでは「指圧マット」というものを使って寝ることでよい睡眠がとれるっていうことが書いてます。
ちなみに、P157には自分の電気を地面に流して炎症低減や精神改善に関ることが書かれてます。
何ページが忘れたけど、睡眠には炭水化物をとったほうがよいとなっており。まったく炭水化物をとらないという行為は、望ましい体調にはなれない。とされている。
P279<果糖ぶどう糖液糖でもっと食べたくなる>
高果糖コーンシロップ(果糖ぶどう糖液糖など)は遺伝子組み換え作物のコーンシュガーを精製し濃縮シロップしたもので、アメリカ人の通常食のほぼ全食品に加えられている。(P179引用)
食品原材料によく書いてある「果糖ぶどう糖液糖」ってこういうものだったのかと・・・。
P278アガベシロップはそんな良くない。
P300>
電子レンジは使わないのがぶなん
電子レンジで調理した食品はすっかり変性してしまう。ある研究は賛否両論ながらも、マイクロ波がHDL(高密度リポたんぱく質)LDL(低密度リポたんぱく質)、白血球を変性させることを示した。電子レンジは、台所に大量の電磁波を発生させがちである。僕は使用をおすすめしない。(P300引用)
他にもたくさん「そうだったんだ!」って思ったところはあったのですが、この辺にしておきます。
他にもGMO(遺伝子組み換え食品)食品に関する危険性などについてなど興味深い項目が多いです。
気になった方は、本を読まれてください。
日本版:「最強の食事」に書かれている睡眠に関するサイト(英語)
P331>
著者から翻訳者が教えてもらった、アメリカ人に睡眠薬より多用するという「快眠をもたらす」サプリメントについての詳しい情報サイト(英語ページ)
http://bulletproofexec.com/how-to-hack-your-sleep-the-art-and-science-of-sleeping/(P331引用URL)
これにアクセスすると以下の少し別のURLに飛ぶ。2015年の書籍であるから、httpサイトからhttpsサイトに変更されたのだろう。
↓
https://blog.bulletproof.com/how-to-sleep-better/
英語サイトであるが、日本語訳すると、「より良い眠り方:目を覚ますための科学支援の睡眠ハック」となった、睡眠関係のブログサイトのようだ。
※この本を読むときのちょっとした注意点(すでに本を持ってる人向け)
◆P330翻訳者あとがき>原文そのものが英語訳されているものでなく、日本に合ってない記述に関しては、変更または割愛してある。
◆文中に「*」マークが「*1」とか「*19」とか記号が書かれているが、この本には書かれておらず、
本文中に*で示した部分については、参考資料一覧のPDFファイルが以下のURLよりダウンロードできます。
https://www.diamond.co.jp/go/pb/bulletproof_notes.pdf
(著書の最後のページ・ページ数記載なし)
ここに注釈が書かれてるのかと思いきや、参考資料のURLの一覧表だった。よく読んでみたら上記引用もそう書いてあるがw
そこまではいいのだけど、結局はURL先のサイトは英語サイトでした。
【感想】シリコンバレー式・最強の食事【レビュー】
内容的には面白かったです。
しかし、医療系・健康系以外の仕事の方で、熱心な健康オタクみたいな人でない場合は、「結局、値段の高い食材を選べって事で、再現性がないじゃん」って感想をいだく人もいると思います。そういう意味で読後感はイマイチな場合も。
カビ毒。「目に見えないレベルでのカビ」というものに焦点が当てられているため、結局、疑心暗鬼のままこの食事法をおこなうことになるし。私としては、明確にコレ!って回答のように感じられず、そういう意味でけっこう微妙な読後感となりました。
しかし、実際、食品というものはこういうものでもあると思います。個々の製品の製造過程を信じ、金でなるべく高品質とされるものを買いさらに個々の人体の反応を見るしかない。
海外系のこういう食事法の書籍はだいたいこんな感じです。低価の食品が実際、製造コストをダウンさせるために体に良くないのも分かるのですが。個人的には、結局、高い食材買えってことかい。っても思ってしまう。
フィットネス系の仕事や鍼灸院・整骨院などの健康関係の仕事の人なら面白いって思えると思います!!
昔かいた記事、グラスフェドバター使用のコーヒーがコンビニに売ってあった話。
↓↓↓
まぁぶっちゃげると、過去に読んた書籍「脳にいい食事大全」の方が参考や実践しやすいと思う。
↓↓↓
「シリコンバレー式 最高の食事」本の評価としては、上記業界や健康マニアの人なら、もう2015年の本なので中古で500円以下なら買っても損はないかなって感じです。
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