【もしも鍼灸師廃業して】介護関係の仕事についたら?3ケアマネ編

2018年9月30日日曜日

もしも鍼灸師が他業種に転職するとしたら?

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前回の記事:【もしも鍼灸師廃業して】介護関係の仕事についたら?2

【もしも鍼灸師廃業して】介護関係の仕事についたら?2

の続きです。

 

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今回はケアマネについて。

私の知っている稚拙な知識しか書いていないので、

詳しくは「ケアマネージャー」を検索してください。

 

地方だと、介護職員の給与は月給全額14~16万円が相場。

ケアマネージャーは月給全額18~20万円が相場。

って感じです。(地域・就業会社によって違いますが。)

 

 

実際に介護利用者を直に介護職員はきつくて給与も安いかもしれないけど、

ケアマネージャーは給与いいし直接的な排せつ介助や入浴介助とかしなくていいし

事務作業が多そうだから楽なんじゃないか?って、

介護職員からステップアップしてケアマネになるまで頑張ればいいんじゃないって思われるでしょう。

 

私が以前勤めていた介護施設では、(鍼灸の仕事で勤めていました)

ケアマネになりたいと願っている介護職員もいましたが、

そこの介護施設でのケアマネの人員枠は埋まった状態で入れないっていうのが現状でした。

 

ケアマネっていうのは、鍼灸師の勤務経験5年以上あれば、

ケアマネの試験を受ける権利があり、試験のちに研修を受け合格するとケアマネの資格を手に入れる事は出来ます。

(制度は年々変化してるかもしれないので詳しくは調べて下さい。)

 

ケアマネの資格とったし、

じゃあケアマネの求人に応募するかって求人を見てみると

求人の条件が、だいたいは「ケアマネ業務経験者のみ」だったりします。

ケアマネ業務未経験者を募集してるところは私の地元の求人では見たことはないです。

もしくは、ケアマネ業務の経験は未経験可能であっても「介護業務経験者」を優遇します。とか必須。とかで、

募集していたりしますね。

(ちなみに、介護業務経験者”優遇”。求人票の中に”~優遇”って書いてあるのは、

そうでない人は募集してませんよ。って半分言ってるようなモノだったりします。)

未経験者でも募集してる会社はあることはあるはずです。

 

でも、地方だとけっこう少ないのでは?

 

つまり、鍼灸師はケアマネにもなれるし、いざジョブチェンジ(転職)しようと思ったら、

ケアマネがあるじゃん。月給も20万円位だしまぁいいかな!って

なんとなしに、求人をチラ見してる段階ではそう思えるのですが、

実際には、狭き門でハードルが高い職業です。

 

なんせ、現在、介護職をしてる人達も給与アップの転職のために多くの方が狙っている職業でもあるからです。

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ケアマネージャーは、介護施設利用者のところに訪問したりして、

高齢者の生活の様子などをうかがったりしながら、ケアプランを考えたりする仕事です。

(細かくは知りません。ググってくださいね。)

 

ケアマネージャーがケアプラン(介護の方向性)を考えて行ったり、

介護施設の入所・通所など日程の調整をしたりしてるようです。

ケアマネージャー(略称:ケアマネ)もカンファレンスに参加しています。

 

カンファレンスとは、利用者のケアプランに関する会議みたいなやつで

医師や介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、ケアマネなど介護される利用者(おじいさん・おばあさん等)に関わる人が参加して定期的におこなわれています。

このカンファレンスは、介護保険を利用して介護を行っている関係からなのか

決まりで行わないといけないようになってるようです。

(鍼灸院で言うと保険を使っているからレセプトは書かないといけない。とかそういうことでしょう。)

 

さぁ、そのカンファレンスや介護利用者のご家族に

介護の方向性やこれからの介護プランを説明しましょう。

ってなった時に、

介護職経験5年のケアマネさんと

鍼灸師経験5年たって取得した介護実務経験なしのケアマネさん

 

どっちが介護の話をできますか?ってところになるのです。

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こう考えるとけっこうハードルは高めです。

実際、介護経験なく鍼灸師からケアマネに転職された方も知人にいます。

なので絶対無理って訳ではないです。

 

 

もともと鍼灸師や理学療法士、作業療法士、看護師、准看護師、栄養士、精神保健福祉士などなどの国家資格の業務経験5年あればケアマネの受験資格があり、

何故いろんな業種の人がケアマネの受験資格があるのかというと、いろいろな業種の目線からの介護の方向性や意見を見出すために

受験資格があるっていう感じだったと思います。たしか。

だからといって、

鍼灸師目線での介護プランを提案してやるぜって思っていると結構痛い目にあうかもしれません。

鍼灸師の知識はいったんすべてしまって、

介護にかかわることやリハビリについて勉強することになるでしょう。

 

 

当時勤めていた介護施設のケアマネさんに聞いた話では、

休みの日でも介護利用者さんから電話が来たり、

朝、昼、夜関係なくかかってくる。

場合によっては、その利用者さんの家に行くことになったりで、休日も気がゆっくりできないようでした。

 

<まとめ>

あまり大した情報ではなかったかもしれませんが、

私が言いたかったことは、

 

鍼灸の仕事が嫌だから求人見てたらケアマネの方が給与いいじゃないか、ケアマネになろっかな♪って、

「鍼灸師が、ケアマネとったからって安易にケアマネに転職なんてできない。って心得てた方がいいよ」って事です。

 

求人自体が狭き門。

ケアマネ経験者や介護業務経験のあるケアマネ取得者の募集がほとんど。

介護職の人の多くが狙っているポジションである。

 

「鍼灸の仕事してたから高齢者の事も熟知してるし、そこそこ知ってるし。その辺で、知識の互換性があるだろう。」

なんて思ってたら痛い目にあいます、

介護業務の世界では、ほとんど通用しない知識と思っていた方がいいです。

 

すべてイチからやりなおすくらいの覚悟が必要となると思っていた方がよいでしょう。

 

(全部知ったかぶって書いてしまいました。)

 

 






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