開業時にいるもの(備品関係)2

2013年11月14日木曜日

【鍼灸院の運営・業務の流れ】関連

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鍼灸院開業する前の「鍼灸院を開業する時にいるもの」と、
私が実際、鍼灸院開業して実際使ったものとを比べてみると、
開業前に想定していた事と現実では私の場合は差がありました。
それは金銭的な理由で道具の購入を抑えたということと、
施術料金を安く設定していたので、なるべくシンプルな施術をしようと思っていたので、
道具を限られたものだけ利用しようという意図がありました。
前回書いた記事に実際使ったか使わなかったかのコメントを書いて行きます。
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「鍼灸院を開業する時にいるもの」(作成日:開業する数か月前)
<鍼道具>
・鍼2番鍼(ディスポ)
→使いました。鍼は、1番鍼1寸3分と2番鍼1寸3分と3番鍼1寸6分を使用していました。主に1番鍼を多く使用していました。
・鍼01番鍼(ディスポ)
→使いませんでした。顔に鍼をさすとき用に出来るだけ細い針が必要なのですが、腰や肩やひざの痛みを目的とした施術をする治療方針としました。
・皮内鍼
→使いませんでした。私個人的には効果は円皮鍼よりあるイメージなのですが、皮内鍼を止めるテープでかぶれにくく、接着がすぐれたテープを私自身が知らないというのと、皮内鍼は患者さん自身が鍼をとる時に、きちんととれるのか心配や不安感があるように思います。
・円皮鍼→使います。パイオネックスの黄緑色0.9mmです。今まで使ってきた皮内鍼や円皮鍼のテープの中で一番かぶれにくいテープを使用しているように思います。円内鍼は、テープをはがしただけで、鍼も一緒に採れるし、パイオネックスは品質も他の円内鍼よりも良いので患者さん、施術者ともにありがたいです。
・皮内鍼を止めるテープ(かぶれにくいテープ)
→使っていません。テープのくっつきがよく、かぶれにくいテープを私は知りません。修行していた時に使用していたテープは接着力が強くて優れていましたが、かぶれる患者さんもチラホラいました。
・昭和鍼管と寸6で6番の鍼、もしくは5番鍼
→使っていません。強刺激用の鍼なのですが、私は、開業前に持っていた5番鍼1寸3分と、3番鍼1寸6分で施術していました。
・ディスポのシャーレ
→ディスポ(使い捨て)のシャーレがあると、滅菌機を買わなくて済むみますし、使ったら捨てるだけなので衛生面や管理も簡単で便利です。
・測定器(良導絡などをする機械)
→欲しかったのですが、私が購入しようと思ってたのが1台8万円位するようなので、買いませんでした。
お金がたまってから施術用に加えるといいかもしれません。良導絡に使うより、ツボを探る目的で使用し、そこに円皮鍼をはったり、鍼で強刺激をしたりします。機械を使うと患者さん側も理解しやすく、好評だったりします。
<灸道具>
・有痕灸用の艾
→買いましたが、使いませんでした。有痕灸用のモグサも買いましたが、せんねん灸のような台座のあるタイプの方が現代に向いてるのかもしれません。実際の効果は有痕灸の方があると思います。
(ごく少数の方に有痕灸しました。)
・線香
→ごく少数の方に有痕灸した時に使ったくらいです。あとは自分がお灸の練習する時に使いました。
・ライター
→使います。せんねん灸タイプのお灸をつける時に必要です。せんねん灸タイプのお灸に早く着火できるターボライターがオススメです。
・灰皿
→ごく少数の方に有痕灸した時に使ったくらいです。あとは自分がお灸の練習する時に使いました。
・燃えカスを入れる缶
→せんねん灸タイプのお灸の燃えカスを捨てる時に必要です。蓋がついてて密閉性があり、中身が見えないタイプの物が良いと思われます。密閉性があったほうが、火災の防止にもつながりますし、中身が見えない方がたくさんたまった時に見苦しくないからです。1個くらいだとすぐにいっぱいになるかもしれないので、2つ以上あると便利です。
・灸点紙
→購入したが使用しませんでした。ごく少数の方に有痕灸したのですが、その方は自分から有痕灸をしてくれと言われた方で、お灸が好きな方なので灸点紙は不要でした。
・お灸中の患者の洋服をとめたりするためのヘアピン、髪どめ
→これは、数個有った方がいいです。小さいものより大きい髪どめの方が利用頻度が高いです。
<その他>
・患者さんに掛けるタオル
→使います。ニッセンなど数枚で安いタオルでなるべく同じ色の方がローテーションしやすくて便利だと思います。
・タイマー(置鍼する時に使う)
→使います。置鍼するときにタイマーを使います。キッチンタイマーです。100円ショップのキッチンタイマーで十分です。私が、大きな眼科に患者としていったときにその眼科にも私が持ってる100円ショップのキッチンタイマーがありました。
・時計
→腕時計をしているよりは、壁掛け時計の方が好ましいです。施術中に施術者だけが時計を見ることができるポジションがベストです。患者さんも治療中に時計を見れる場所であると、「今日は○分治療時間が短かった。」などのちょっとした事にも突っ込まれがちです。
施術者は指輪や時計をはめないほうが気などの概念から良いとされていたと思います。
そういうのを信じない人であっても、腕時計のベルトが金属のものは避けるべきです。寒い日に金属のベルトが患者さんの肌に触れると冷たく患者さんにとって不快だからです。
・血圧計
→欲しかったのですが、金銭的に買っていませんでした。お金が貯まったら購入すると良いと思います。
・尿検紙、紙コップ
→使いませんでした。身体の痛みの症状の患者さんを受け入れることを治療方針と考えていたので、サービスをシンプルにするために購入していませんでした。
・ベッドなどの関連するモノ(タオルやシーツなど)
→使いました。ベッドも診療台でなくとも市販の寝る用のベッドでもいいと思います。ニトリなどの家具屋さんのベッドなら安い値段で手に入ります。医療業界向けの診療台は値段は高いですが幅が狭く、高齢者や太った方など、ベッドの幅が狭いと寝返りが大変です。
<往診用>
・車(軽もしくは原付バイク)
→私物を持っている。往診自体しないと方針を決めたので、往診はしませんでした。往診は利益的にはおいしいと言いますが、その分、万が一の交通事故のデメリットもあります。往診をする際はあまり詰め込みの業務は禁物かと思います。
・カーナビもしくはゼンリン地図
→使っていない。往診するなら必要と思える。
・往診の距離を測るためのインターネットサイト
→使っていない。保険請求する方は距離を測る時に便利である。
<通信など>
・FAX付きの電話(鍼灸院用の番号)
→電話番号は市外局番があった方が、人は信用するだろうとか昔はそうでしたが、現在では携帯電話だけのお店や施術場所も増えてきているので、固定電話でなく携帯電話で大丈夫な時代になってきつつあると思います。
・客用の名刺(ラミネート加工する)
→名刺を結局つくりませんでした。ラミネート加工すると、濡れた時でも大丈夫であるし、患者さんもラミネート加工してあるものは大事にするようです。
・ビラ(鍼灸施術での保険の使い方の説明文、治療時間や料金・地図・電話番号の書いたビラ)
→私は、PCで自分で作り、紙も普通の印刷用紙にプリントアウトしたのですが、結構へぼい仕上がりなります。
紙は少し良い紙を使うと見栄えも変わるかもしれません。
・同意書
→実費診療のみなので同意書取り扱ってません。
・領収書
→必要です。領収書はその日に書いて渡しても月締めでも年締めでもいいようです。
・認め印
→領収書に印鑑押していたので、使いました。
・収入印紙
→使っていません。一定額を超えた金額の領収書を書く場合は、収入印紙が必要になってきます。
・ペンなど筆記用具
→必要です。問診票を書かせる時は2BやB、HBの鉛筆で書かせていました。病院の問診票を書く鉛筆もだいたいこんな感じなのでそれを真似しました。
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以上です。
だいたいですが、こんな感じで、
はじめの想像してた事と実際する鍼灸院は違いが出てくると思います。
開業する前に上記のようなリスト上げして材料代がどのくらいかかるのかという計算をして資金がいくら必要なのかとか考えるのもよいかと思います。






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