鍼灸の施術道具について(鍼について)

2013年12月9日月曜日

【鍼灸院の運営・業務の流れ】関連 【鍼灸開業 準備・手続き 編】

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鍼灸の施術道具について、
今回は、主に私が実際施術で使用する鍼について書いて行きたいと思います。
鍼のメーカーもいろいろあって、
セイリン
ユニコ
アサヒ
カナケン
タイホー
などなどあります。
<私が使用する鍼は、>
「ユニコ」の1番鍼1寸3分
「ユニコ」の2番鍼1寸3分
「ユニコ」の3番鍼1寸6分
「セイリン」の5番1寸3分
円皮鍼は、セイリンのパイオネックスの0.9mm
です。
皮内鍼は、ダイワカンのものを買ってはいましたが使用してません。(皮膚がかぶれにくく粘着力の良いテープを探しきれなかったため)
<修業先の鍼灸院が使用していた鍼>
タイホーというメーカーの鍼は、修業先の鍼灸院では使用していました。
修業先の鍼について書いてみます。
修業先の院長いわく、価格はユニコよりは高めですが、鍼先がつぶれにくい。とのこと。
セイ○○は、数回刺しただけで鍼先がつぶれる感じで、置鍼の時に使用していました。
昭和鍼管という鍼管にカナケンの6番1寸6分をセットして使用していました。
円皮鍼は、セイリンのパイオネックスの0.9mm
皮内鍼は、医道の日本社が販売元のスーパー皮内鍼というのを一時期使用していました。枕が要らない皮内鍼として月刊専門誌の医道の日本によく広告が修行当時は出ていました、現在は販売していなかったと思います。
ユニコが一番、鍼の価格と品質のバランスがいいように個人的には思っています。
カナケンやアサヒはあまり使用した事がありません。
私の中では、カナケンやアサヒは、品質が良いが価格もそれなりのイメージです。
値段が品質にしめされてるような感じです。
メーカーによって、価格が違うのと、鍼のつぶれ方も違います。
置鍼の場合は基本1回~数回の少ない数の切皮なので、鍼のつぶれ方も分かりにくいですが、
単刺術で1本で全身を鍼施術する時は、鍼先がつぶれて、痛みに敏感な人には切皮が痛くなる可能性があるのです。
鍼灸の鍼はとても細い鍼なので、施術者側からしたら患者さんに施術中に鍼先のつぶれを目視で確認するのは難しいと思います。見た目では鍼先のつぶれは、そうそう分からないでしょう。
自分自身に鍼をさしてみて、鍼の品質を見てみるのも大事だと思います。
他人に鍼を刺しているだけであると、鍼のつぶれ自体が理解しがたいですが、
自分自身に鍼を刺してみると、よく分かります。
単刺術で、数十回鍼を刺していると、鍼の切皮の滑らかさがだんだん荒くなって、痛みが強くなってきます。
腰などを自分で練習がてら鍼をする時があります。
以下は私独自に行っていることで、する場合は自己責任でお願います。
私は、ディスポ鍼を使用しますが、自分自身にだけのみ数日にわたってディスポ鍼を使用してみます。
鍼の品質や、鍼つぶれがどの程度の切皮回数ぐらいでどのくらいつぶれるのかを把握するため。
(患者さんにはディスポ鍼の使用は必ず1施術だけ使用して使い捨てましょう。絶対に。)
鍼がつぶれ出すと、切皮部分が赤く蚊に刺されたように点になっている時があります。
きっちりした回数は記録してないのですが、感覚として、
1回の施術でも、散鍼が多い場合は、切皮回数も増えるので、切皮がけっこう多い時は、鍼をもったいながらずに新しいのに変えたりします。(当たり前ですかね。。汗)
鍼の痛み、とくに切皮の痛みが、患者さんは感じやすいし痛がりやすいですので、
切皮痛のもととなる、鍼先のつぶれは避けたいものです。
ディスポでない金鍼、銀鍼など、滅菌して再度使用する鍼は、学校では使用していましたが、業務としては取り扱いが難しいように思います。
なぜなら、患者さん一人一人にその患者さん用に鍼を使用しているとしても、
滅菌して使っていると患者さんにいうと、別の人の鍼を自分に使っているのではないかとか、
患者さん自体が不安に思う人が出てくるからです。
ディスポでない金鍼や銀鍼は刺入痛が少なく品質はいいのですが、難しいところです。
はじめに書いた、メーカーについてはごくごく個人的な考えです。
セイリンのパイオネックスはテープもかぶれにくいですし、テープをはいだら鍼もいっしょにとれる構造で品質も良くとても使用しやすいと思います。
鍼のメーカーによって、鍼の強度も違うように思えるので、
試しに購入し見て自分自身に鍼を刺して、使用感を調べてみるとよいでしょう。
今回は以上です。またこのような鍼について思いついたことがあったら記載していこうと思います。






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