鍼灸師(はり師・きゅう師)鍼灸大学か鍼灸専門学校に通わなければならない。
鍼灸大学が4年間、鍼灸専門学校が3年間の通学となる。
あんま指圧マッサージ師(世間で言うマッサージ師)になるには、あんま指圧マッサージ師のとれる学科に入らないといけません。
鍼灸の学校の宣伝文句として、
「本校、はり師・きゅう師 資格取得率100%!」
とか、100%でないにしろ、
「昨年度、国家試験合格 実績98%!」
「国家試験合格 3年連続 95%以上!」
と、まぁこういう文言が並んでいます。
確かに、はり師・きゅう師の国家試験(はり師・きゅう師の資格をとる試験)は他の医療系の資格より何に度は低いと言われていたりもするようですが、
「合格率100%」には、カラクリがあったりします。
これは、簡単に言うと、
鍼灸専門学校で言うと、3年生の年末ごろなどの国家試験を受ける前の段階で
学校内での試験を行います。
それに不合格だったものは、国家試験を受けさせてもらえないというカラクリです・
ちなみに、その学校内の試験とは、国家試験と同等レベルもしくは、それ以上の難易度。
国家試験をちょっと超える位の難易度で作成されていると学生の時は噂で聞きました。
(在学中は学校からの書面か何かいるようで、勝手に学校に隠れて国家試験は受けられないようです。)
その結果、実際、国家試験を受ける人は、
ほぼ九十数%~100%の確率で合格という結果になるのです。
これが、「本校、はり師・きゅう師 資格取得率100%!」のカラクリです。
国家試験に落ちそうな成績の人は、国家試験(はり師・きゅう師の資格をとる試験)を受けさせないというカラクリ。
これは、鍼灸学校でなくても他の資格系の学校でもあるのではないか想像がつきます。
※もちろんすべての学校がそうであるというわけではないです。こういうこともあるので注意ということです。
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鍼灸学校では就職率で生徒を集めてるところは
あまりないと思いますが、
私が在学中だった頃、1個上の学年の担任の先生が、
「うちのクラスは就職率100%。みんな就職できた。」と言っていたのですが、
よくよく話を聞いてみると、
鍼灸の仕事ではなく、居酒屋に就職した人などまったく鍼灸とは別業種に就職した人もいたようでした。
たしかに就職率100%だけど、なんか違うような・・??
私自身は、
鍼灸学校に入る時は、鍼灸の資格をとることだけに目がいっていました。
学校なのだし就職のあっせんも、当たり前だと思っていたのですが、
学校に来る鍼灸の求人ってその年の卒業する人数分も学校に求人票がなかったことには唖然としました。
鍼灸学校は、鍼灸の資格をとる学校で、
就職まではあっせんや面倒は見てくれないと思っていた方がいいです。
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鍼灸学校の学費は400万円~500万円は見といた方がいいでしょう。
これから鍼灸師になろうかなと思ってる方、
私自身は、これから鍼灸師になることはオススメしません。
鍼灸師の資格取得者は飽和状態。
雇われの場合、給料も安いです。
かといって開業するともっと手取り少なくなるか廃業する確率が高いです。
せめて、
これから鍼灸師になろうかなと思ってる方は
「はり師」「きゅう師」の2つの免許のみとれる学科の場合は行かない方がいいです。
「あんま指圧マッサージ師」「はり師」「きゅう師」の3つの免許がとれる学科に入りましょう。
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