「鍼灸院での実際の施術の流れ」について(2)

2014年7月23日水曜日

【鍼灸院の運営・業務の流れ】関連

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「鍼灸院での実際の施術の流れ」について
今回は簡単な施術の流れを書いていきます。
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まず問診票を書いてもらう。

問診票に書いてることを中心に問診する。

【施術開始】
まず仰向けで、脈診する。(腹診する人は腹診察、ここでする。)

脈診から症を決定して、
本治法」を目的とした鍼をする。
下肢をやって腕の順。

本治法終わり、次は「標治法」をする。

(症状があったらする。なかったらとばしてもいい。)
下肢(男だったら左して右。女性だったら右して左)

(症状があったらする。なかったらとばしてもいい。)
膝(男だったら左して右。女性だったら右して左)

(症状があったらする。なかったらとばしてもいい。)


(症状があったらする。なかったらとばしてもいい。)
上肢(男だったら左して右。女性だったら右して左)

(症状があったらする。なかったらとばしてもいい。)
顔面部

「今鍼はついていないので、次はうつ伏せになって下さい。」など言う。
患者さんがうつ伏せになります。(うつ伏せなれない人は、無理にうつ伏せさせない。)

【うつ伏せになりました。】

「本治法的に」○○兪を鍼する。

(症状があったらする。なかったらとばしてもいい。)
頚部(頚部は鍼が禁忌だったりしたと思うので要勉強、自己責任で。
私は刺してもごく浅く散鍼しか刺さないです。深刺しはしない。)
心配な人は、首の付け根や首元にある経穴・ツボがあるところ辺りまでをすればいいかもしれない。

(症状があったらする。なかったらとばしてもいい。)
肩(「男だったら左して右。女性だったら右して左」ってさっきから書いてるけどあまり気にしてないです。)

背中



(必要そうだったら)
臀部

(症状があったらする。なかったらとばしてもいい。)
大腿部して下腿部(「男だったら左して右。女性だったら右して左」ってさっきから書いてるけどあまり気にしてないです。)


これで、とりあえず一回り施術が終わったことにして、
例えば腰痛の場合は、
動いてもらって、腰の様子を施術前と後の変化を見てもらう。
「はい、では、今鍼はついてないので、
起き上がって動いてもらっていいですか?
今、どこが一番痛みますかね(痛みを感じますかね)?」とかいって聞く。

患者さんが、痛みのあると主張してる部分を中心に鍼をする。
例えば腰痛ならば、
右側臥位でも左側臥位でもうつ伏せでもいいです。

ある程度鍼をしたら、もう一回
起き上がって、腰の様子を鍼する前と鍼した後の変化を見てもらう。

だいたいは、「なんとなく軽くなりました。」~「すごく軽くなりました。」といった反応があります。
(ないこともある。なくても凹まない。)
鍼施術だけだったら、「今回はこの辺で施術終わります。」とか言って、施術終了を患者さんに伝える。

灸施術もするのなら、灸施術をする。

最後に脈診して、施術前と施術後の脈の違いを確認して、
施術終了です。

【施術終了】
施術開始から終了まで30分以内(25分前後位)。
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だいたい施術時間になったり近づいてきたら、
いまいち施術効果が出てなかったとしても施術を終わらせましょう。
あまり長々と施術してしまうと
ドーゼ過多(刺激量が多すぎ)になってしまうからです。
患者があまり施術前と施術後の痛みのとれ具合が変わらなくても、
あまり鍼灸施術をしすぎると過剰な刺激量となってしまいます。
身体を軽くしに来たつもりの患者さんが、
ドーゼ過多で身体がだるく重くなったとなっては、次回、施術に来てくれるか分かりません。
施術時間内に自分の使用と思う
施術の一連の流れが終わるようにしなければいけません。
上記の施術は、私がやっている施術の一例です。
一例といっても、だいたいの施術は似たような流れで行っています。
こうしなければならないというものではなく、
各先生方や各施術者によって、施術の流れも施術時間も大きく異なります。
経歴のある鍼灸施術者がこれ見たら失笑かもしれませんが、
私の施術の流れはこんな感じです。






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